元文化庁長官の青柳正規氏の講演
10月5日、元文化庁長官で現東京大学名誉教授等をお務めの青柳正規氏の講演をお聴きする機会がありました。演題は、「美術、工芸、デザインと日常生活」。
最初に、ふるさとへの愛情を育む「ふるさと教育」の大事さを強調され、富山県のUターン率の高いこと、また移住者の増加傾向を高く評価されました。
次に、「富山県が全国の中で、『なんとなく、いつも元気』であり、これは、富山県が時代に乗っているからである」と述べられました。そして、「富山県は、数の政策から質の政策に上手に転換しつつある」とも述べられました。
また、意識の大切さを言われました。意識すれば、私達の日常生活の周りに、豊かな美術、工芸、デザインがあることに気付くとのことです。
氏はまた、「リサイクルからアップサイクルへの流れにある」とも言われました。
とても刺激を受けるお話しでした。

講演される青柳正規氏