南砺市地域包括ケアセンターで学ぶ
6月18日、自民党議員会の中山間地域振興条例(仮称)検討PTは、南砺市地域包括ケアセンターを訪問し、南 眞司ドクター(南砺市政策参与)から、南砺市における地域包括ケアの取組みについてお聴きしました。お話しの項目は、①医療崩壊の危機を、多職種連携と人材育成で克服、②目指す社会へ、地域包括ケアシステム構築の取組み、③住民と共に、幸せに生涯を過ごせる協働のまちづくり、の3つの柱でした。このセンターは、医療・介護の連携拠点として、旧南砺総合高校井波高校跡地に建設され、地域包括医療ケア部のもとに、保健・医療・介護・福祉の行政組織が統合されています。南参与によれば、生活支援・介護予防の強化と自立支援型ケアマネジメントとの連携に力を入れているとのこと。そして、生活支援と介護予防事業については、住民主体で小規模多機能自治機構と高齢者事業の展開と集落で週1運動サロンの構築に取り組んでいるとのこと。また、介護専門職が担う事業・役割を明確化し、要支援はプロから住民の支えに移せていけるか、大事な点であるとお話しされました。お話をお聴きして、南砺市の地域包括ケアは、田中市長と南参与の優れたリーダーの理念と実践による、地域住民を巻き込んだ「まちづくり」そのものであると思いました。