かくま正一通信(No.30)について
4月26日開催の熊正会総会で「かくま正一通信(No.30)」を配布させていただきました。その内容を以下に掲載します。
かくま正一通信 (No.30) 平成29年4月
平素より皆様からご指導ご支援を賜わり、心から感謝申し上げます。
私は、現在、自民党議員会会長として、30人の自民党所属議員の個々の力と総合力を発揮して、石井県政に対し県民の皆様の声を代弁しつつ、県民福祉の向上と地域の発展に努めております。 |
次に、私の日頃の活動について報告させていただきます。
- 私の活動方針 - その1 即行動することです。
地域の皆様から様々な課題をお聞きします。即現場に行き実情を把握し、
地域の皆様と一緒に関係機関に要請活動をいたします。予算化されるまで粘り強く活動いたします。特に安全に関わる事項は力を入れます。例えば、県道拡幅改良、県道側溝改良、踏切道改良、消雪設置、用水路転落防止対策、交通危険個所の信号機新設等です。
- 私の活動方針 - その2 朝日町、入善町の取組みをきちんとサポートすることです。例えば、あさひ総合病院の医師・看護師の確保、県立泊高校並びに県立入善高校の存続、国道8号入善地内現道拡幅等に努力しております。
- 私の活動方針 - その3 新川地域の共通する課題の前進に取り組むことです。例えば、国道8号入善黒部バイパスの4車線化、下新川海岸整備事業、新川地域の広域的な観光施策推進等です。
- 私の活動方針 - その4 石井県政に対し、政策提言や問題提起をしっかり行うことです。以下、2つの事項を記します。
【① 新たな中山間地対策の必要性】
私は、平成15年、党の政務調査会長として、富山県議会第一号の議員提案の政策条例である「都市との交流による農山漁村地域の活性化条例」の制定に深く関わりました。それから15年の間、県内各地で帰農塾の開催、大学生のインターンシップ、小中学生の宿泊体験交流等が展開され、相当数の移住にもつながり、地域の活性化に一定の成果があったと思います。
しかし、現状、農山漁村地域、特に中山間地域の過疎化は進み、やがて集落の維持が困難になりつつあります。それに伴う弊害は、耕作放棄地の増大、水源涵養機能の減退、景観の悪化等深刻なものであります。
私は、効率化や生活の利便化のためのコンパクトなまちづくり政策は理解しますが、同時に周辺部(中心部に対する意味で)の衰退が、地域全体に及ぼす悪影響を考察し、きちんと手を打つべきであると思います。
そのような意味で、中山間地域対策として新たな条例制定も含めて総合的な政策の樹立が必要と考えています。
【② もっと丁寧な県立高校再編議論を】
県立高校の再編議論は、知事をトップとする県総合教育会議で有識者からのヒヤリングを行っており、5月の会議で最後のヒヤリングを終えた後、論点整理をし再編の基本方針の検討に着手するとのことです。
私は、何故、県・県教育委員会が、机上のヒヤリング(しかも意見交換ではなく聴くのみ)に終始し、地域に出向いて関係者との意見交換会や学校に出向いて実情把握をしないのか、大変問題視しています。他県では、より丁寧な議論が行われていますが、本県の進め方は、教育委員会ベースで再編統合ありき、と言わざるを得ません。県は、高校1学年のクラス数が3クラス以下でも、高校教育の質を確保し魅力化と活性化を図るよう最善の努力をすべきです。私は、昨年2月議会の予算特別委員会の質問、同11月議会の一般質問等でこのことを強く主張して来ました。知事は、丁寧に議論を進めるとの答弁でしたが、現状そうではありません。
・結びに
私は、これからも全力で活動してまいる所存です。何卒、今後とも皆様のご指導、ご支援を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。