第4回ベアもんの集い開催
2月25日、第4回ベアもんの集い(私の朝日町後援会の女性の集い)が、なないろKANで約100人の参加を頂き開催されました。
第一部は、Trio KANAの男女3人の奏者によるピアノコンサートとソロ。曲目は、ノクターンop9-2、ハンガリー舞曲第5番、エーデルワイス、なごり雪、春よ来い等14曲。とても素敵な演奏で、場の雰囲気が和らました。
次に、私が40分程お話をいたしました。テーマは、①平成29年度国の予算、県の予算の規模と構成、②富山と朝日町の地方創生戦略、の2本柱で話しました。その要旨は、次の通りです。
◎平成29年度 国の予算と富山県の予算を眺めてみよう。
●国の予算規模 97兆4547億円
(歳入)
・税収 57兆7120億円(59.2%)
・公債金(借金) 34兆3698億円(35.3%)
・その他収入 5兆3729億円(5.5%)
(歳出)
・一般歳出 58兆3591億円(59.9%)
(内、社会保障費 32兆4735億円(33.3%))
(内、文教・科学振興 5兆3567億円(5.5%))
・地方交付税交付金等 15兆5671億円(16%)
・国債費(借金返済) 23兆5285億円(24.1%)
●富山県の予算規模 5474億4100万円
(歳入)
・県税収入 1370億円(25%)
・地方交付税 1281億円(23.4%)
・国庫支出金(補助金) 560億円(10.2%)
・県債(借金) 620億円(11.3%)
・その他 (30.1%)
(歳出)
・教育費 1060億円(19.4%)
・公債費(借金返済) 924億円(16.9%)
・土木費 602億円(11%)
・商工費 582億円(10.6%)
・民生費 526億円(9.6%)
・農林水産業費 380億円(6.9%)
・その他 (25.6%)
◎「とやま未来創生戦略」「朝日町総合戦略」
―人口減少対策を重点にした5か年戦略が全国の都道府県、市町村で進めら
れている(H27年度からH31年度)
その狙い ➡ 人口減少を克服し、富山県や朝日町の自然、文化、産業など、各地域の特色・強みを活かした持続可能で活力ある未来を創造する。
【戦略の柱】
●結婚から子育てまで切れ目のない支援による少子化対策の推進
・県民希望出生率1.9を目指す (H27—1.51)
・晩婚、非婚 ・官製婚活 ・イクボス宣言 ・様々な経済的負担の軽減策
・朝日町 出生率1.35 県下一の子育て支援の水準を目指す
―― 子育て応援日本一の町を目指す
・岡山県奈義町(人口約6000人) H17-1.41 ➡ H26-2.81
出産・医療・教育のトータル支援の結果
・フランスはシラク3原則により、出生率が10年間で1.6台➡2.0台
●産業・地域経済の活性化
・アムノス、ポエック等の企業誘致による仕事づくり
・農林水産業の振興 バタバタ茶の普及 6次産業化
・グリーンツーリズム・帰農塾・インターンシップ
●若者や女性がいきいきと働き暮らせる魅力ある地域づくり
富山県 - 15~29歳の若者世代の転出超過(H27、△1170人)
特に20~24歳の女性の転出超過(H27,△500人超)
➡ H31に、若者世代の転出・転入の均衡を目指す
●観光の振興、定住・半定住の環境づくり
・朝日町ならではの観光資源がある
・町全域が観光地という意識で取り組もう
・しごと、教育・子育て環境、医療環境のアピール
・民泊 ・田舎体験 ・空き家活用
●女性・高齢者・障害者の活躍を後押し
・女性の働くフィールドがより広くなっている。
一番遅れているのは・・・・
・高齢者の定義の見直しが話題になるほど元気な高齢者が多い
・障害者の自立につながる支援
●働き方改革
・日本は長時間労働 ⇔ 米、欧と比べ経済成長率は低い
(骨折り損のくたびれ儲け)
・勤労の美徳 ➡ ワーク・アンド・ライフバランス
(メシ・風呂・寝る ➡ 人・本・旅)
・医療・福祉・教育分野の職場においては困難な現実
・プレミアムフライデー
●交通ネットワークの整備
・車社会と公共交通
・あいの風とやま鉄道
・北陸新幹線
●健康でともに支え合い安心して暮らせる社会の形成
・「健康寿命日本一応援店(仮称)」の募集(H29年度事業)
・食品ロス・食品廃棄物削減対策事業(H29年度事業)
・鳥獣被害防止対策事業の一環としてジビエ食材消費拡大
・地域包括ケアシステムづくり
・あさひ総合病院の医師・看護師確保
富山大学に寄付講座
県立中央病院との看護師交流
朝日町と京都看護大学との協定
●未来を担う人づくり
・県立泊高等学校の存続
・不登校期間の長期化傾向と学校復帰支援・学習支援
・ひきこもりの長期化・高齢化傾向
・学習指導要領改訂案が発表された