自民党議員会、知事と予算折衝
2月2日、自民党議員会は、石井知事と平成29年度予算の折衝を行いました。
私達は、昨年の春以降、様々な調査活動を通して、県内市町村や各友好団体等の課題や要望を聴いてまいりました。その項目は、全体で1700項目に上ります。それらを集約し、353項目の基本要望、15項目の重要要望、12項目の県政重要課題についての提言にまとめ、昨年11月25日に、知事はじめ各部局長にお示ししました。
本日の予算折衝のポイントの一つは、自民党議員会の要望項目が、きちんと予算に盛り込まれているかどうか確認すること、もう一つは、県民に最も身近な社会資本の整備である県単独事業予算の折衝であります。
冒頭のあいさつで、私は、「予算は時代を映す鏡であり、少子高齢、人口減少下にあって、活力ある社会を形成し次代に引き継ぐ予算、県民お一人お一人が安心と希望を持っていただける予算を願う。ポスト新幹線の石井カラーをしっかり打ち出して頂きたい。」と述べました。
●確定した主な事業。
1.医薬工連携によるイノベーション創出チャレンジ事業費 2000万円
朝日町の再生医療ベンチャーの「アムノス」などを想定し、高付加価値の医薬品や医療機器の開発を支援する
2.鳥獣被害対策強化支援事業 870万円
耐雪型侵入防止策の整備を支援する
3.立山黒部ジオパークの世界ジオパーク認定推進事業費補助金 100万円
4.心身障害児者の歯科診療や休日歯科診療を行う富山県歯科保健医療総合センターの施設・設備整備支援 2600万円
5.食品ロス等削減普及啓発事業 850万円
6.とやま被害者支援センターの財政基盤の充実と人的基盤の強化770万円
●主要県単独事業予算
当局提示案は、13,721百万円であったが、折衝の結果、29年度当初で14,443百万円、28年度2月補正で1,642百万円、合計で16,085百万円確保しまた。提示案に対し、23億6000万円余上積み出来ました。これにより、道路リフレッシュ、消雪装置の設置、用排水路の改修、信号機設置、県立学校施設修繕等の整備がより前進することになります。
●今回の折衝を振り返れば、厳しい財政状況の中で、自民党議員会の要望にしっかり応えて頂いたことを評価します。