「元気とやま」むらづくり推進大会2015の基調講演に学ぶ
8月27日、「元気とやま」むらづくり推進大会2015が富山国際会議場で開催された。
「利賀の地域資源を守って、活かす!山の資源価値と村の活力をアップ!」の演題で基調講演された、(一社)moribio森の暮らし研究所 代表理事の江尻 美佐子氏と同理事の江尻 裕氏の話は、科学的で且つ経済合理性がありとても勉強になった。
講演の中で「課題を解決するために私たちの3つの取組み」が紹介された。
1.広葉樹利用
2.木質バイオマス利用 - 利賀の木を利賀で活用す。、ただ、マキかチップかペレットか綿密な計画が重要
3.森の学校 - スイスのフォレスター(森林官)をモデル
・自然林を守って活かす森づくり(低木層、下層の活用)
・現場経験を重視
・所有者の資産価値を向上させる技量が問われる
また、森林の階層構造の活用として、次の例示があった。
- 高木層 スギなど ex建築用材
- 低木層 クロモジなど ex薬用酒
- 下層 キイチゴなど exジャム
また、村づくりは国づくりだ、と強調された。都会にしろ、コンパクトシティにしろ、村とつながらなければ生きていけない。自信と誇りを持とう、と。実に良い話でした。