ドクターヘリ導入に関する勉強会
4月22日、自民党議員会は、ドクターヘリ導入についての勉強会を行った。ドクターヘリは、救急医療用の医療機器を装備したヘリコプターであり、救急医療専門医と看護師が同乗し救急現場に向かい、現場から医療機関に搬送するまでの間、患者に救命医療を行う事が可能なヘリコプターをいう。H26年1月時点で、36道府県で43機導入、また複数県で共同運航されている。
富山県の救急搬送の時間は、病院収容所用時間で29.7分(H24)、全国トップレベルだが、年々長時間化している。また、ドクヘリ導入県において、救命率の向上や予後の改善を示す結果が出てきていることから、本県においても導入の検討が始まった。
検討項目は多くあるが、特に、
【コスト面】年間2億円強の経費がかかる。ただ、県の実質負担は2150万円余。その中での費用対効果をどうみるか。
【人材確保】専属の救急医の確保が必要であり、全体の救急医療体制が悪化しないか。
【臨県との広域運航可能性の検討】
そもそも、何故、救急搬送時間が長時間化しているのかの分析を含め、しっかりと落ち着いた検討が必要だと思う。