モジュール学習、朗唱教育等の視察
10月7日、8日、教育警務委員会は、山口県山陽小野田市立高千帆小学校で「モジュール学習」と「少人数教育」の実践を、萩市立明倫小学校で「吉田松陰のことば朗唱教育」の実践を視察した。
山陽小野田市は、小学校で毎朝15分間、中学校で毎朝10分間のモジュール学習を実施している、目的は、脳の活性化と自己有用感の醸成、基礎的学力の定着との事。実際の学習の姿を見て、正に、スピード・テンポ・タイミングを重視した短時間徹底反復学習であった。脳の目覚めと一日のヤル気につながるのだと思う。また、学力向上推進リーダーによるTT指導の国語授業を参観。校内研修の深化や授業改善のためには「授業公開」はとても大切な事と思う。
創立129年目を迎える萩市立明倫小学校は、教育の基底を、明確に①藩校「明倫館」の学風「成徳達材」と②「松陰先生の教育精神の尊重」の2つに置いている。1年生から6年生まで全クラスが、毎朝、学期毎に、1文(6年間で18文)、吉田松陰の言葉を朗唱している(写真)。狙いは、松陰の生き方や言葉を道徳教育と明確に対応させて、生徒の郷土を愛する心を養う、また自分の行動の判断基準の1つとして生活すること(生きる力)を身につける事。正に、山口県ならではの素晴らしい道徳教育だ。