ふるさとの催事が「地域力」を生む
「山嗤う」の良き季節を迎えている。各地で、ふるさとの伝統催事や地域の特徴を活かした催しが行われている。人口減少に直面する中で、行事を継続していく事は苦労が多い事と思う。しかし、その原動力は、「地域に元気を」「ふるさとの良さの再発見を」「ふるさとに誇りを」、といった共通の願いや思いであろう。そして、このような地域挙げての触れ合いが、災害発生時等に、地域の力になるのだと思う。また、他地区や他市町からの交流人口増になる事は言うまでもない。
写真は、4月28日に朝日町の境地区で開催された「第10回境関所まつり」の一場面。境の関所は、1614年に、加賀藩の最東部の関所としてこの地に開設されて、来年で400年を迎える。それに向け関所の一部復元事業が始まっている。来年度は新幹線開業年度でもあり、境地区が脚光を浴びる事は間違いない。また、関所跡近くにある護国寺庭園のシャクナゲは、これから実に美しい頃を迎える。ふるさとは、どこも幾つもの宝を持っている。