環境に優しい農業を進める明確な行政の意思
私が会長を務めるMOA議員連盟は、12月20日、福井県庁と越前市を訪れ、有機農業の取組みについて、説明を受け意見交換を行った。
【福井県】は、明確に且つ具体的に有機農業を進める政策を打ち出している。①JAと連携し平成26年度に全ての稲作農家をエコファーマーに認定する、②平成23年12月に「水稲有機栽培マニュアル」を作成し、農薬不使用、化学肥料不使用の有機JAS農産物と福井県特別栽培農産物認証区分①の栽培面積を平成25年度に22,200haと目標化(23年度は4,056ha)、③有機農業や特別栽培の拡大に取り組む営農集団に対し機械導入支援(補助は事業費の1/2、上限75万円)等。県の明確な意思に裏付けされた政策の実行に関心した。【越前市】は、環境調和型農業を実践する先進地域。①条例に基づく「食と農の創造ビジョン」、②環境調和型農業、③「コウノトリが舞う里づくり」戦略等について、説明をお聴きした後、2羽のコウノトリが飼育されているケージ周辺を歩き、水田魚道、冬水たんぼ等を視察した。