初の北陸3県議会議員研修会の開催
11月6日、北陸3県議会議員研修会が始めて開催された。初回は石川県庁跡のしいのき迎賓館が会場となった。流行仕掛け研究所代表の島田 始氏(写真)を講師に招き、「北陸広域観光を成功に導く発想と戦略」と題して講演を聴いた。島田氏は、南九州観光調査開発委員会委員を務め、九州新幹線全線開業に向けた取組みをリードしてきた1人である。
印象に残った話を幾つか挙げてみると、―――
①北陸には、「良いもの」が一杯あるが、「欲しいもの」になっていない。このズレを解消するのが情報である。情報戦略が極めて大事。
②新幹線ローカル駅(新黒部駅や新高岡駅)の没落をどう防ぐか。支線の活用。
③特に女性は、朝食に関心を持ち、魅力を感じている。地元食材等の活用。
④地域で料理人やデザイナーを育てて欲しい。それが、地元の農業や漁業を育てることにもなる。
⑤リーダーの美意識が極めて大事。ミッテラン大統領とルーブル美術館の例。
⑥地域でコツコツ頑張っている人を見つけ応援するのが議員の使命。
講演を聴いて、私は、金沢独り勝ちの懸念が増してしまった。富山県の取組みのスピード感と洗練度が求められる。