文化、地域の元気、食の魅力、豊かな海-秋の1日-
11月4日は、各地で秋の催しが開催された一日であった。
私は、最初に、朝日町で開催されている菊花展、美術展を鑑賞した。夏の猛暑の中、会員の皆さんが丹精込めて育てられた菊は、それぞれ奇麗、堂々、端正であり、心和む一時でした。また、美術展は、写真、絵画、書、工芸それぞれの部門で、洗練された作品が出展されていて感動しました。
それから、入善町青島地区の「汗と努力の結晶展」に出席。当地区の住民の皆さんが揃って秋の収穫を喜び楽しみ合い、地域の元気の源となっている催しです。美味しい鍋やそばを頂いたり、もちつきをしたりと、皆さんの笑顔とパワーの中で暫し楽しませて頂きました。
それから、富山市のテクノホールで開催の「食の王国フェスタ2012秋の陣」へと向かった。広い会場に所狭しと県内各地から様々な農(林水)産品が出品され、その盛況ぶりに驚いた。改めて食に対する県民の関心の高さと各生産者の魅力ある製品づくりへの努力とこだわりを感じた次第。
最後に、ボルファートとやまで開催された「第2回豊かな海づくりフォーラム」に出席し、神奈川県水産技術センター主任研究員の工藤孝浩氏の「東京湾のアマモ場再生活動」と題する講演(写真)、水中写真家の中村宏治氏の「富山の海、日本の海」と題する講演を美しい映像を見ながら聴いた。工藤氏の講演の中で、「海の環境再生の先に、地域から失われた民俗伝承の再生が見えてきた」という言葉が印象に残った。慌ただしくも学びの多い一日でした。