感動した「定時制・通信制生徒生活体験発表大会」
10月16日、第60回富山県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会があり、5つの高校から14人の生徒が出場した。私は、県高等学校定通教育振興会副会長として出席した。60回目という節目にふさわしい、聴衆に感動を与える発表会であった。感動の1つは、優れたコミュニケーション力だ。どの生徒も、発声、抑揚、表情が素晴らしく、気持ちや思いを実に上手く聴衆に伝えていた。感動の2つ目は、もちろんその内容だ。生徒達は、葛藤の中で自分を見つめ立ち直った事や教員や介護士になる夢に向かって前進する挑戦心や家族や友人への感謝の気持ち等をしっかりと表現していた。
私は、定時制・通信制教育は、人としての基本的な姿勢や自立のためのスキルを身に付けると同時に、それぞれの生徒の個性を伸ばし多様な人材を育成する事にその使命があると考える。多様性が求められる今、なくてはならない教育制度だと思う。私は、これからも定時制・通信制教育の振興に努めていきたいと思う。