県議会農林水産委員会開催
6月12日、県議会農林水産委員会が開催された。
当局から、この冬の豪雪により発生した、魚津市のりんごや朝日町の桃等の主枝の折損や果樹棚の倒壊などの被害に対する「果樹雪害緊急復旧対策支援事業」について報告があり、主枝の復旧や果樹棚の修復が行われることになった。3月22日の当委員会で私が取り上げ県に支援を要請した経緯があり、この事業により、被害果樹農家の意欲が増し産地の生産力が回復することを願う。
【私の質問要旨】
①国が3月30日に閣議決定した、新土地改良長期計画(H24~H28)は、今後の土地改良事業の実施目標や事業量をどのように定めているのか。また、この計画を受け、本県の土地改良事業を今後どのような方針で進めていくのか。
②県産コシヒカリの食味ランキングが近年「特A」にならず「A」の状態が続いている。一方で北海道や九州のコシヒカリが「特A」となっている。県産コシヒカリの「特A」復権に向けた取組みについて。
【午後からの委員会視察先】
①(株)ウ-ケ(入善町)→県産米を利用した無菌化包装米飯の製造
②深層水アワビ養殖施設(入善町)→海洋深層水をアワビ養殖に活用している施設
③(株)SS製粉(黒部市)→米粉専門工場(米粉パン、米粉ラーメンも製造)
④(株)K・MEAT(上市町)→イノシシなどの野生獣肉処理・加工施設
これらの施設はいずれも県や地元自治体の予算を活用した施設であり、そこで県産の物を消費者向けに加工や養殖や処理をしている。視察を通して、民間会社(団体)の経営努力や県予算の有効活用等について確認できたと思う。(質問及び答弁の詳細は、富山県議会HPに掲載されますのでご参照下さい)