農林水産委員会で質問 -食品に含まれるセシウム新基準など
3月22日、農林水産委員会で次の質問をした。
1.今冬の大雪による果樹(樹体)被害について
(1)被害の実状はどうか。
(2)産地維持の為、農家の意欲が保てるよう、被害農家に対する支援が必要と考えるがどのような支援を検討しているのか。
【この質問のポイント】
今冬の豪雪により、県東部の果樹農家の樹体被害が目立った。県が支援の姿勢を示せば、市や町、JAもついてくる。その誘い水が欲しい。
2.食品に含まれる放射性セシウムの新基準の4月1日適用について
(1)県内の食品業界はどのように対応しているか。
(2)農林水産物の生産者への影響はないのか。
(3)今後とも富山県の食品に対する県民はもちろん、国民の安心感、信頼を維持していかなければならないが、県としてどのように対処していくのか。
【この質問のポイント】
新基準は現行の4倍から20倍厳しくなり、食品業界の対応が心配である。富山県食品の安全性の信用を守るためにも、県の支援が必要でないか。
3.戸別所得補償制度について
(1)農水省2月29日公表の2010年農業経営統計調査では、個別農業経営体の農業所得の回復傾向が明らかとなったと報道されているが、富山県はどうなのか。
(2)新年度県農業予算は、戸別所得補償制度を前提として各種施策が盛られている。しかし、この制度の根本問題は、米価下落を食い止めることが出来ない以上、財源不足が生じ、早晩継続実施が困難となることである。農林水産部長は、この制度にどのような見解を持ち、国に対し主張すべき事は何であると考えているか。
【この質問のポイント】
農家所得が上がったことは結構な事だが、担い手農家が一番懸念していることは、5年後の農業政策が不透明であり、明確な展望が持てない事。農業政策の安定性、継続性が必要だ。(質問と答弁の詳細は、富山県議会HPに掲載されますのでご参照下さい)