農林水産委員会で質問 -①イノシシ料理②農業普及指導員-
9月26日、農林水産委員会が開催され、私は次のような質問をした。
1.イノシシ料理の普及により、イノシシの捕獲や狩猟の推進を図ろうとする県の試み(ジビエ食材活用調査事業)は結構だが、肝心な事は、イノシシ肉を安全に衛生的に食肉処理できるよう、捕獲から流通までの各工程での指導基準(ガイドライン)をきちんと整備し、猟友会や調理士会の会員に周知徹底する事だ。もし、食中毒が発生する事態になれば、この試みは吹っ飛んでしまう。
【この質問のポイント】
イノシシ料理の普及を急いではいけない。
安全・安心のガイドラインを策定し、解体する猟友会員や料理する調理師会員にその周知を図る事が先決だ。
2.県の農業普及指導員の数を今後5年間、各専門別にどのように確保していく考えか。
【この質問のポイント】
県農業普及指導員は、農業生産額を上げ、足腰の強い富山県農業の確立に大変大き役割を果たしている。この5年間の推移を見ると、全体数は、153人(H19)、145人(H20)、143人(H21)、144人(H22)、141人(H23)と減少傾向にある。専門別には、野菜部門は14人から17人に増え、主穀作、花き、果樹、畜産は減少している。今後5年間も、もしこの減少傾向が続くとすれば本県農業は弱体化する。増員を図るべきだ。