県議会の更なる活性化を目指して
私が委員長を務める議会運営委員会は、8月22日、23日に、群馬県議会と長野県議会を訪問し議会改革の取組みについて研修した。富山県議会でも導入を検討すべき事項が幾つかあり、意義ある視察であった。
【群馬県議会の注目すべき改革点】
①平成17年から本会議において「一問一答方式」を導入していること。
―― 富山県議会は一括質問方式。県民に分かりやすいという点では、群馬方式がベターであろう。
②平成22年から決算特別委員会における、審査、総括質疑、認定を9月議会中に完結していること。しかも、全議員を構成員とし、常任委員会単位で分科会を置き審査している。
―― 富山県議会における決算審査は、9月議会に特別委員会を設置し、実質審査は10月から11月に行い、11月議会において認定している。群馬県のように9月議会において議決することにより、決算審査の結果を翌年度の予算編成により反映できるのではないか。
【長野県議会の注目すべき改革点】
①平成15年から「こんにちは県議会です」という名の下、県議会が各地に出向き「県政報告会」と「ふれあいミーティング」を実施していること。
―― 県議会の活動が県民の目に直に見えるという点で本県も何らか考えるべきであろう。
②田中知事の時から、本会議において、「分割質問方式」「一問一答方式を導入していること。