新川地域の共通課題に取り組む
新川2市2町 ― 朝日町、入善町、黒部市、魚津市 ― は、県東部の広域行政エリアであり共通する課題が多い。その共通課題に結束して事に当たろうと言う目的で、平成4年、当時は宇奈月町が合併前で、2市3町の首長5人、議会議長5人、県議6人の16人で、新川地域推進協議会を組織し今日に至っている。現在、私が会長を務めており、7月19日に今年度の総会を開いた。
大きな議論となった事の第1点は、全く進展しない富山・長野直結道路(トンネル)構想の今後の進め方、第2点は、広域消防体制の黒部市離脱の経緯について。建前でなく本音をぶつけ合った。そこから新たな展開が生まれるきっかけとなるかも知れない。また、新たな課題は、①26年度に迫った並行在来線の運行問題、②魚津断層帯の調査と津波対策、③再生可能エネルギーの導入支援など、継続課題は、①医師不足などの地域医療の充実、②海岸、道路、河川などのハード整備、③新川地域の観光振興など。これらの切実な住民課題について、来る8月30日、石井知事に対し、当協議会として要望・提言活動を行うこととしている。
首長、議長、県議の14人で構成する当協議会が、新川地域の発展と地域住民の幸せを願い、今後一層の責任を果たしていかねばと思う。